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彦一どん

殿様の行列

いつも悪さを働く野上のベッピン狐に痛い目を見せてやろう、と考えていた彦一が、殿様の行列が明日あることを聞いて、狐に化かしくらべを申し出た。約束の時刻に、萩原堤の松の枝にのっていた狐が、下を通りかかった行列の見事さに「いーぞ、いーぞ 彦一ちゃん、大変上手ね。」と大声をあげた。それを聞いた供人達は、大勢で追いかけヤリで捕えようとした。さすがのベッピン狐も怖くなって、自分のねぐらから当分の間、出てこられなくなったとさ。

 

-彦一どん
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